高齢糖尿病のAF発症例、心血管リスク2~5倍
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心房細動(AF)は心血管疾患(CVD)の危険因子であることが知られているが、これまで高齢2型糖尿病患者におけるAF発症率の正確な推計はなかった。東京医科大学病院循環器内科講師の松本知沙氏らは、日本の2型糖尿病患者におけるアスピリンの有用性を検討したJPAD2試験の参加者を対象に、高齢2型糖尿病患者のAF発症率と予後を検討。その結果、年間約200人に1人がAFを発症しており、AF発症群では年間約20人に1人が死亡、約30人に1人に脳心血管イベントが発生し、CVDリスクがAF非発症群の2~5倍に上ったとBMJ Open Diab Res Care(2022;10:e002745)に発表した。