肥大型心筋症へのミオシン阻害薬、その実力は?

 ミオシン阻害薬mavacamtenには、閉塞性肥大型心筋症(oHCM)の病態の改善が期待される。米・Cleveland ClinicのMilind Y. Desai氏は、oHCMに対する同薬の有効性と安全性を検証する第Ⅲ相ランダム化比較試験VALOR-HCMの結果を第71回米国心臓病学会(ACC.22、4月2~4日)発表。投与開始から16週後には、侵襲的な治療の検討を回避できる程度にまで改善が認められたと報告した。