勃起不全薬常用で眼障害のリスク上昇

 カナダ・University of British ColumbiaのMahyar Etminan氏らは、米国の大規模保険請求データベースを用いて高齢男性21万例超対象のコホート内症例対照研究を行い、勃起不全(ED)の治療薬であるシルデナフィル(商品名バイアグラ)をはじめとするホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害薬の常用に伴う眼障害のリスクを検討。その結果、PDE5阻害薬の常用者では非使用者と比べて漿液性網膜剝離(SRD)、網膜静脈閉塞症(RVO)、虚血性視神経症(ION)のリスクが高かったとJAMA Ophthalmol2022年4月7日オンライン版)に発表した。