心房細動検出を予測するBNPの閾値は?
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潜因性脳梗塞のうち塞栓性の機序が疑われるものは塞栓源不明脳塞栓症(ESUS)と呼ばれ、原因として潜因性心房細動(AF)や卵円孔開存症、がん関連血栓症などが考えられる。中でもAFの検出は脳梗塞再発予防のための抗凝固療法の導入を図る上で極めて重要であり、検出率向上に植え込み型心電計(ICM)が寄与することが示されている。一方、潜因性脳梗塞におけるAF検出の関連因子としてB型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)高値が知られているが、カットオフ値や検出までの期間は明確でない。国立病院機構大阪医療センター脳卒中内科の森山拓也氏は、これを明らかにする目的で後ろ向きに解析した結果をSTROKE 2022(3月17~20日)で報告した。