SPDQで脊髄刺激療法の効果を予測

 脊髄刺激療法(SCS)は、神経障害性疼痛に対して有効な治療であり、SCSの適応を考える上では治療前の痛みの質的評価が重要となる。札幌麻生脳神経外科病院(札幌市)機能外科センター長の笹森徹氏は、脊椎術後疼痛患者を対象に神経障害性疼痛を評価するSpine Pain DETECT Questionnaire(SPDQ)スコアの、SCSトライアルの効果予測ツールとしての有効性を検討。第61回日本定位・機能神経外科学会(1月28〜29日)で「SPDQスコアが0点以上の症例では、SCSの有効性が高いことが示された。SPDQはより簡便なSCSの効果予測ツールとして期待できる」と報告した。