視神経脊髄炎の抗体薬、4割でステロイド減
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国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部部長の山村隆氏らは、視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)患者を対象に、経口ステロイド薬などの免疫抑制薬に上乗せしたヒト化抗インターロイキン(IL)-6受容体抗体サトラリズマブの有効性と安全性を評価した第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験SAkuraSkyの非盲検継続投与試験(open label extension;OLE)のデータを解析。ステロイド減量効果と安全性を検証した結果、4割超(36例中16例)でステロイドの減量が可能で、うち3例はステロイドを完全に中止し、無再発を維持したとMult Scler Relat Disord(2022年3月24日オンライン版)に発表した。