コロナ罹患前の向精神薬使用は認知症リスク

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は認知症の発症リスクの上昇に関連するとの報告がある。米・Feinstein Institute for Medical ResearchのYun Freudenberg-Hua氏らは、COVID-19罹患後の認知症発症のリスクマーカーについて検討するため、高齢者に処方されることの多い向精神薬に着目。65歳以上のCOVID-19入院患者において、COVID-19罹患前の向精神薬の使用は、罹患後1年間の認知症リスクの上昇に関連していたとする後ろ向きコホート研究の結果をFront Med2022; 9: 841326)に報告した。