若年の線維筋痛症の背景に完璧主義傾向

 全身または体の一部に慢性的な痛みが持続し、日常生活に支障を来す場合もある線維筋痛症。好発年齢は30~50歳代とされるが、中には10歳代から30歳前半と若年世代にも見られるという。九州大学病院心療内科の安野広三氏は、中年期以降と比較的若年期の発症例を対象に臨床的特徴を比較検討した結果を第51回日本慢性疼痛学会(2月25~26日)で発表。「比較的若年の発症例では罹病の背景に完璧主義傾向が強く見られた」と報告した。