90歳以上のAFにも低用量エドキサバンが有効

 明石医療センター(兵庫県)循環器内科の黒田優氏らは、出血リスクが高いため経口抗凝固薬の標準用量投与が不適切と判断された80歳以上の日本人心房細動(AF)患者を対象に、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)エドキサバンの有効性を評価した第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験ELDERCARE-AFのサブ解析を実施。その結果、90歳以上を含む全ての高齢患者において、低用量エドキサバン(15mg 1日1回投与)により脳卒中および全身性塞栓症のリスクが低下したとJAMA Cardiol2022年4月13日オンライン版)に発表した。