周術期の血糖管理、SMBG値の扱いに注意

 糖尿病患者に手術を行うに際し、高血糖状態では感染や創傷治癒遅延のリスクが高まることから、周術期の血糖管理が求められる。川崎医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授の中西修平氏は第56回糖尿病学の進歩(2月25~26日)で、糖尿病専門医に求められるのは主に一般病棟での術後管理であるとし、血糖値の変動が激しい時期は血糖自己測定(SMBG)と静脈血での測定に乖離が生じることへの注意を促した。