診療報酬、ロボット手術で前進も「厳しい改定」

 今年度(2022年度)の診療報酬改定が4月1日から適用となった。外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は5月16日、第26回記者懇談会を開き、改定について見解を発表。また今回の改定では、ロボット支援手術の保険適用術式が拡大され、胃がん領域ではロボット支援手術時の診療報酬点数が加算されたことなどを踏まえ、各学会からロボット支援手術に関する意見も提示された。外保連実務委員長で東京大学病院長の瀬戸泰之氏の報告を中心に紹介する。