コロナ禍、RSウイルス感染症の不思議な動向

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下、他の感染症でも例年と異なる動向が見られた。その1つがRSウイルス感染症(RSV)だ。国立国際医療研究センター国際感染症センタートラベルクリニック医長兼予防接種支援センターセンター長の氏家無限氏は、コロナ禍にあった2020年、2021年の東京都でのRSV動向を中心に、罹患年齢や発症のピークの変化について第125回日本小児科学会(4月15~17日)で解説した。