透析患者の痒み、新薬候補で有意に改善

 新潟大学腎・膠原病内科学分野教授の成田一衛氏らは、日本人血液透析患者における中等度~重度瘙痒症の新たな治療選択肢として期待される選択的κ-オピオイド受容体作動薬difelikefalinの有効性と安全性を第Ⅱ相ランダム化比較試験で検討。difelikefalin 0.5μg/kgを週3回、8週間にわたり静脈内投与した群では、プラセボ群に比べて有意な瘙痒の改善が認められたとJAMA Netw Open2022 ;5 :e2210339)に発表した。