骨髄炎などの難治性創傷はiSAPで治療可能か
- 感染症
- 学会レポート
- 外科全般
- 形成外科
- 形成外科・美容外科
- 感染症
- 感染症全般
- 抗菌薬
- 日本形成外科学会
- 術前・術後管理
血流の少ない骨軟部組織は抗菌薬を送達しにくく、感染症を起こした場合、治療に難渋することで知られる。近年、局所陰圧閉鎖療法(NPWT)に間欠的もしくは持続的な生理食塩水による洗浄を組み合わせるなど、さまざまな工夫が試みられており、continuous local antibiotics perfusion(CLAP)という新たなドラッグデリバリーシステムの有用性も明らかになりつつある。神戸大学医学部附属病院美容外科/神戸大学大学院形成外科学の桒水流(くわずる)健二氏らは、CLAPの一法、骨周囲の軟部組織を対象とするintra-soft tissue antibiotics perfusion(iSAP)を骨に至る創傷に単独で行った症例で有効性を検討。第65回日本形成外科学会(4月20〜22日)で報告した。