外科志望者を増やすための方略とは

 日本の外科医療が直面する課題の1つである、外科志望者の減少と若手外科医不足。第122回日本外科学会(4月14〜16日)では、外科医を増やすための取り組みに焦点を当てた特別企画が開催された。2016年に開始した独自の取り組みにより外科志望者が増加した聖路加国際病院(東京都)消化器・一般外科副医長で同院外科専門研修管理委員会を務める鈴木研裕氏は、同研修プログラム参加者へのアンケートから浮き彫りになった、外科医確保の大きな方略について報告した(関連記事『なぜ外科志望者数は伸びないのか? 学会が再考』)。