サル痘、国内外の最新状況を解説

 今年(2022年)5月以降、欧米を中心にサル痘罹患例が相次いで報告されており、現時点で20カ国超の200例以上の罹患例と100例以上の疑い例が確認されている。これまでにサル痘の流行が報告されてきたアフリカ大陸の国々(常在国)への渡航歴のない罹患例も報告されており、前例のない流行であるという。国立感染症研究所は5月26日、国内外の最新状況を第1報として報告した(関連記事「サル痘、現時点の基礎知識はこれだ」)。