日本人小児に特徴的な歩行動作とは?

 歩行は日常生活に重要な動作であり、健康状態を反映する指標の1つだが、これまで小児の正常な発達を評価するための年齢に応じた歩行動作の基準値は存在しなかった。そこで、名古屋大学保健学科理学療法学教授の杉浦英志氏らは、国内初となる小学生(6~12歳)における歩行基準データを作成。参照データベースの構築過程で、日本人小児と国外の小児では歩行動作が異なることも明らかになったとSci Rep(2022; 12: 7822)に発表した。