大腸腺腫検出能が将来のがんリスクを左右

 米・Kaiser Permanente Bernard J. Tyson School of MedicineのJoanne E. Schottinger氏らは、医師の内視鏡検査における腺腫検出率と検査後の結腸直腸がん発症リスクとの関連を検討するため、内視鏡検査でがんが検出されなかった73万5,396例を対象に後ろ向きコホート研究を実施。その結果、腺腫検出率が高い医師による大腸内視鏡検査を受けた人では、検査後に結腸直腸がんを発症するリスクおよび結腸直腸がんで死亡するリスクが有意に低いことが示されたと、JAMA(2022年6月7日オンライン版)に発表した。