HER2 低発現・転移性乳がんにT-DXdが有効

 米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのShanu Modi氏らは、HER2低発現の転移性乳がん患者557例を対象に、抗HER2抗体薬物複合体トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)と化学療法の有効性と安全性を比較する国際共同第Ⅲ相非盲検ランダム化比較試験DESTINY-Breast04を実施。T-DXdは、無増悪生存(PFS)および全生存(OS)が有意に延長したと米国臨床腫瘍学会(ASCO 2022、6月3~7日)で発表、詳細はN Engl J Med(2022年6月5日オンライン版)に同時掲載された。