HDL-C 80mg/dL超でCAD患者の死亡リスク上昇
- 循環器
- 臨床医学
- 健康・公衆衛生
- 動脈硬化
- 大動脈弁狭窄症
- 大動脈瘤・解離
- 循環器内科
- 循環器疾患全般
- 心不全
- 心房細動
- 心筋梗塞
- 末梢動脈疾患
- 末梢血管疾患
- 狭心症
- 生活習慣全般
- 血栓症
- 静脈血栓塞栓症
- 飲酒
HDLコレステロール(HDL-C)高値が心血管疾患(CVD)リスクの低下に関連していることは広く知られているが、その一方でHDL-Cが高過ぎる人で死亡リスクが高いことが複数の観察研究で示されている。米・Emory University School of MedicineのChang Liu氏らは、英米のバイオバンク研究のデータを用いて冠動脈疾患(CAD)患者におけるHDL-C超高値(80mg/dL超)と死亡リスクの関連について検討。HDL-C値が中程度(40~60mg/dL)の群と比べて、低値(30mg/dL未満)群と超高値群のいずれにおいても全死亡および心血管死のリスクが上昇し、HDL-C値とこれらのアウトカムとの間にU字型の関連が認められたとする解析結果をJAMA Cardiol(2022年5月18日オンライン版)で報告した。