SGLT2阻害薬のサルコペニアへの影響は?

 糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬は、慢性心不全や慢性腎臓病への適応拡大が行われるなど臨床現場で広く使用されている一方で、サルコペニアとの関わりが指摘されている。東京医科歯科大学腎臓内科学の萬代新太郎氏は第12回日本腎臓リハビリテーション学会(3月26〜27日)で、「SGLT2阻害薬が病的な筋量減少をもたらしているかについて、まだ結論は出せない。筋力を向上させた報告もあることから、今後の検証が待たれる」と述べた。