レプチン用いた1型糖尿病の新規治療法を開発
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1型糖尿病患者はインスリン依存状態にあり、インスリン治療が必須とされる。しかし、インスリン治療には生涯にわたる頻回の皮下注射による負担、低血糖や異所性脂肪の蓄積および動脈硬化といった副作用のリスク、血糖コントロールの難しさなど課題が多い。また、インスリン製剤に対してアレルギーを生じた場合に他の薬剤や治療法の選択肢が少ないといった問題点もある。そこで、名古屋大学総合保健体育科学センター保健科学部准教授の坂野僚一氏らの研究グループは、インスリンを使用しない治療法を追求する中で、脂肪細胞から分泌されるレプチンを用いた新たな治療法を開発したとDiabetes(2022年6月24日オンライン版)に発表した。