乳癌診療GLが今月改訂、疫学・予防の要点は?

 今月(2022年7月)6日、『乳癌診療ガイドライン 2022年版』が刊行された。同ガイドラインは「治療編」と「疫学・診断編」に分かれているが、「疫学・診断編」の中でも疫学・予防については、エビデンスグレードが他の薬物療法の章などと異なり、①確実、②ほぼ確実、③可能性あり、④証拠不十分、⑤大きな関連なし―の5つに分類される。2022年版では、閉経前女性における運動と乳がん発症リスクに関するエビデンスグレードの改訂などが行われた(関連記事「乳癌診療GLが4年ぶり改訂、薬物療法の要点は?」「乳癌診療GL 2022年版、外科療法の改訂ポイントは?」)。