透析の穿刺痛緩和に針の加温が有効

 血液透析患者の多くが苦痛を抱く穿刺痛は、解決すべき課題の1つである。住友別子病院(愛媛県)診療部臨床工学室の伊藤綾香氏らは、同院の維持透析患者を対象に、常温または加温の穿刺針を用いて、穿刺時の痛みを比較する試験を実施。その結果、常温針に比べ加温針の使用により穿刺時の痛みが緩和されたと、第67回日本透析医学会(7月1日~3日)で発表した。