コロナ禍で遠隔てんかん診療が激増

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が急速に拡大し、第七波に突入した。米・ウェイン州立大学の黒田直生人氏、横浜市立大学脳神経外科学教室の池谷直樹氏らは、国内24カ所のてんかん医療施設と共同で、コロナ禍が及ぼす日本のてんかん医療への影響を検討する全国規模の調査を実施。その結果、コロナ禍であること自体や緊急事態宣言発出の影響により、遠隔でのてんかん診療件数が大幅に増加した一方、てんかん外来患者数、てんかんによる入院患者数、脳波モニタリング検査件数、てんかん手術件数は減少したことが明らかになったと、Epilepsia Open2022年5月28日オンライン版)に発表した。