コロナへのNO吸入療法、症状改善に有効
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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者数は全世界で5億5,000万人を超え、死亡者数は650万人に達しようとしている。日本の新規感染者数は6月以降減少傾向にあったが、7月に入り再び上昇に転じている。ワクチン接種が進み、経口治療薬が認可されたとはいえ、予断を許さない状況に変わりはない。米・ハーバード大学医学部教授/マサチューセッツ総合病院麻酔集中治療科の市瀬史(いちのせ・ふみと)氏は、選択的肺血管拡張作用を有する一酸化窒素(NO)に注目。臨床試験を行った結果、高濃度NO吸入療法は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状改善に有効なことが分かったと第69回日本麻酔科学会(6月16〜18日)で紹介した。