ダニ媒介感染症増加中、鑑別法や予防法は?

 近年、日本で患者数が増加傾向にある重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やつつが虫病、日本紅斑熱はいずれもダニ媒介感染症であるが、ウイルスを病原体とするSFTSとリケッチアを病原体とするつつが虫病および日本紅斑熱との鑑別は困難な場合も多い。福井大学病院感染症・膠原病内科教授の岩﨑博道氏は、これらの特徴や鑑別ポイント、予防策などについて第37回日本環境感染学会(6月16~18日)で説明した。