男性ホルモン低下で腸内細菌叢の多様性損失
- 消化器
- がん
- 腎・泌尿器
- うつ病
- がん
- がん全般
- フレイル
- 前立腺がん
- 医療機器
- 固形がん
- 外科
- 大腸
- 小腸
- 泌尿器がん
- 泌尿器疾患全般
- 泌尿器科
- 精神疾患
- 肥満
- 認知症
- 骨粗鬆症
- 高齢者医学
前立腺がんは男性が罹患するがんの中で最も多く、国内の新規患者数は年間8万例を超え、2040年までに世界で100万例超の新規患者が発生すると推定される。転移例や根治治療ができない例には、アンドロゲン遮断療法(ADT)が行われるが、しばしば副作用として肥満やフレイル、骨粗鬆症、うつ、認知症などが課題となる。順天堂大学大学院泌尿器外科学の呉彰眞氏らの共同研究グループは、前立腺がん患者へのADTによりテストステロン濃度が低下すると、これらの病態との関連が指摘される腸内細菌叢の多様性が損なわれることを明らかにしたとProstate Cancer Prostatic Dis(2022年4月13日オンライン版)に発表した。