子供のフッ素入り歯磨き粉誤食に注意

 日本小児科学会は7月21日、フッ素入り子供用歯磨き粉の誤食による急性フッ素中毒疑いに関する傷害速報を発表した(日本小児科学会雑誌 2022; 126: 1098-1100)。1歳5カ月の男児が自宅で嘔吐し、嘔吐物に歯磨き粉が少量含まれていたことから、誤食による急性フッ素中毒が疑われた。同学会子供の生活環境改善委員会は、再発予防策として養育者への注意喚起に加え、製造業者に対しより安全な製品表示とチューブ素材開発などを訴えている。