がん既往は心血管疾患のリスク

 米・Johns Hopkins University School of MedicineのRoberta Florido氏らは、大規模前向きコホート研究Atherosclerosis Risk in Communities(ARIC)Studyの参加者1万例超のデータを解析。その結果、成人がんサバイバーではがん非発症者と比べて心血管疾患(CVD)の新規発症リスクが高く、がんの既往は飲酒、喫煙、肥満などの古典的CVD危険因子とは独立してCVDリスクを高めることが示唆されたとJ Am Coll Cardiol2022; 80: 22-32)に発表した。