静脈奇形に対する硬化療法の実態を調査

 日本における静脈奇形(venous malformation;VM)の患者数は約2万人と推定されており、疼痛、出血、整容面での障害などの症状を呈し、浸潤型や大きな病変に対しては切除に伴う出血および機能障害を回避する目的で経皮的硬化療法が選択肢となる。第42回日本静脈学会(7月7〜8日)で同学会静脈疾患サーベイ委員会委員/神戸大学大学院形成外科学准教授の野村正氏は、同委員会が実施した硬化療法の実態調査について報告した。