中年のCOPD患者でも2割弱がフレイル
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英・University of GlasgowのPeter Hanlon氏らは、UK Biobankに登録された40~70歳の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者3,000例超を対象に、フレイルの有病率および有害転帰との関連を検討し、結果をBMJ Open Respir Res(2022; 9: e001314)に発表した。フレイルと判定された割合は17%で、フレイルは全死亡、主要心血管イベント(MACE)、全入院、COPD増悪による入院、入院に至らないCOPD増悪のリスク上昇と関連していた。フレイルの検査や研究は65歳以上を対象に行われることが多いが、同氏らは「フレイルは中年層のCOPD患者でも有病率が高く、臨床的に重要な意味を持つ。検査対象は65歳以上に限定すべきでない」としている。