早期パーキンソン病の抗体療法、効果示せず
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カナダ・University of TorontoのAnthony E. Lang氏らは、早期パーキンソン病(PD)患者357例を対象に、PD発症において重要な役割を果たす蛋白質であるαシヌクレインの異常凝集体に結合するモノクローナル抗体cinpanemabの有効性と安全性を二重盲検第Ⅱランダム化比較相試験で検討し、結果をN Engl J Med(2022; 387: 408-420)に発表した。PDの疾患修飾薬として期待されるcinpanemabだが、投与開始後52週時点の運動症状、非運動症状、日常生活機能、QOL、画像バイオマーカーに関してプラセボとの有意差は示されなかった。なお、試験は72週時点の中間解析後に有効性の欠如により中止された。