オミクロン期の小児コロナ、ワクチン2回で軽症

 国立成育医療研究センター感染症科医長の庄司健介氏と国立国際医療研究センターAMR臨床リファレンスセンター主任研究員の秋山尚之氏らの共同研究グループは8月12日、オミクロン株流行期では国内初となる小児新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する大規模研究の結果を発表した。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンを2回接種していた患者は全例軽症で、逆に集中治療室(ICU)に入室するなどより重症の例ではいずれも2回の接種歴がなかったことから、「ワクチン接種が重症化から守る方向に働いている可能性がある」としている。