黄砂の接着性が低いコンタクトレンズは?

 黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠などの砂塵が上空の風で運ばれ、日本に降下してくる現象で、その過程で大気汚染物質を吸着することから健康に悪影響を及ぼす汚染物質として知られる。帝京大学眼科学講座准教授の三村達哉氏は、ソフトコンタクトレンズ(SCL)の種類別に黄砂接着性を検証。1日使い捨てタイプのSCL(1DSCL)であるVerofilcon Aでは、対照レンズと比べ、洗浄後の残留付着黄砂が少なかったことを確認、フォーサム2022せとうち(7月8~10日)で報告した。