EPAが喫煙者の心血管イベントも抑制

 REDUCE-ITは、心血管疾患またはそのリスクを有する8,179例を対象に、高トリグリセライド(TG)血症治療薬である高純度イコサペント酸(EPA製剤)の有用性を検証した国際共同二重盲検ランダム化比較試験。主解析では、スタチンにEPA製剤を上乗せすることで、主要評価項目とした複合心血管イベントのハザード比(HR)が25%低下したと報告されている。米・University of PennsylvaniaのMichael Miller氏らは今回、喫煙歴の有無別にEPA製剤の効果を検証した事後解析を実施。喫煙歴がある集団においても、EPA製剤の効果が認められたことをEur Heart J Cardiovasc Pharmacother(8月11日オンライン版)に発表した。