今すぐやめたい5つのコロナ対策

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬やワクチンがなかったころ、命を守り医療機能を維持するためにさまざまな感染対策および社会行動制限が導入された。しかし、有効なワクチンが登場して接種が進み、複数の治療薬も臨床導入された現在、こうした対策や制限は必要なのか。広島大学病院感染症科教授の大毛宏喜氏は第40回日本美容皮膚科学会(8月6〜7日)で、クリニックにおける感染症対策をテーマに講演。もう不要と考えられる対策について概説する一方、患者の不安を理解することも必要で、場合によっては安心を得るための対策も重要と指摘した。また、効率的な除菌・ウイルス不活化を可能とする非接触型技術として紫外線(UV)照射に期待を示した。(関連記事:「多剤耐性菌対策にUV照射装置が高い効果」