SGLT2、糖尿病合併心不全の予後改善
- 循環器
- 糖尿病・内分泌
- 腎・泌尿器
- 高齢者
- 薬剤情報
- 2型糖尿病
- DPP-4阻害薬
- SGLT2阻害薬
- 内分泌疾患全般
- 医療とIT
- 国立循環器病研究センター
- 循環器内科
- 循環器疾患全般
- 心不全
- 心不全治療薬
- 心房細動
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 糖尿病
- 糖尿病・内分泌疾患
- 糖尿病治療薬
糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬は多様な作用を有し、心不全に対する有効性が多数報告されている。しかし、日本における糖尿病合併心不全患者および超高齢者に対する有効性を検討したリアルワールドデータ(RWD)は少なかった。国立循環器病研究センターオープンイノベーションセンター情報利用促進部統計解析室室長の中井陸運氏らの共同研究グループは、RWDを後ろ向きに解析、糖尿病合併心不全患者に対するSGLT2阻害薬投与による1年予後についてDPP-4阻害薬を対照に検討した。その結果、DPP-4阻害薬に比べSGLT2阻害薬は1年後の予後が良好であったとCardiovasc Diabetol(2022; 21: 157)に発表した(関連記事「SGLT2がDPP-4に勝る、心イベント抑制」「SGLT2阻害薬、心疾患へのクラス効果確認」「心不全は糖尿病合併症! 薬剤選択にも要注意 米国糖尿病学会のコンセンサスレポートから」)。