論文の質を上げる工夫とは?

 執筆・掲載された論文の数と質は医師の客観的な評価指標の1つとして用いられるが、潤沢な資金や自由に使用できる貴重なデータが得られにくい若手臨床医が高評価を得るのは容易でない。米・Stanford Universityの佐々木一成氏は、比較的入手しやすいデータと簡易な統計手法を使用しつつ、高名な医学雑誌に掲載された実例を紹介しつつ、若手臨床医にも応用可能な臨床論文のブラッシュアップ法を第77回日本消化器外科学会(7月20~22日)で解説した。