利点多い腹膜透析、実践のポイントは

 在宅で行える腹膜透析(PD)は、高齢者や災害時において利便性が高いことから、高齢社会を迎えた災害大国・日本に適した透析手法だが、国内における血液透析(HD)や欧米各国におけるPDと比べてその実施率は低い。東北医科薬科大学腎臓内分泌内科教授の森建文氏は、高齢透析患者や災害時にPDを実施するための要点や、PDの実践に向けて解決すべき課題および留意点などを第67回日本透析医学会(7月1~3日)で報告した。