寒冷凝集素症にスチムリマブが有効

 ドイツ・University of Duisburg-EssenのAlexander Röth氏らは、日本を含む14カ国で登録された直近の輸血歴がない寒冷凝集素症(CAD)患者42例を対象に、抗補体モノクローナル抗体スチムリマブの安全性と有効性を検討する第Ⅲ相プラセボ対照ランダム比較試験(RCT)CADENZAを実施。スチムリマブは、輸血を必要とせずに溶血、貧血および疲労を軽減し、忍容性はおおむね良好との結果をBlood(2022; 140: 980-991)に報告した(関連記事「世界初の寒冷凝集素症薬など5種が承認」 )。