最重症COPDでもV字回復は可能!①

38289_face01.png 呼吸苦で床上生活、食事が取れず体重も筋力も激減、といった慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最重症例が退院すると、回復は見込めないとして、淡々とアドバンス・ケア・プランニング(ACP)→セデーション→看取りのプロセスをたどる例が少なくない。本当にそれでいいのかと、いきいきクリニック(川崎市)院長の武知由佳子氏は問いかける。「包括的呼吸リハビリテーション(以下、呼吸リハ)をしっかり行えば呼吸困難感が軽減し、安定した日常生活が可能になる例もあるのに、それを知る在宅医は少ない」からだ。同氏をはじめとする多職種の在宅チームが一丸となってV字回復を達成した症例について、第4回日本在宅医療連合学会(7月23〜24日)のパネルディスカッションから紹介する(関連記事「最重症COPDでもV字回復は可能!②」)。