コラーゲンペプチドで褥瘡治癒促進

 褥瘡に対する栄養療法では、蛋白質合成を促す高エネルギー・高蛋白質の栄養が必要とされる。また、褥瘡予防や創傷治癒促進について、さまざまな栄養素補給の検討が行われている。若草第一病院(大阪府)院長の山中英治氏は褥瘡発生患者を対象に、コラーゲンペプチド(CP)の経管栄養または経口摂取による褥瘡治療効果を検討する多施設共同ランダム化比較試験を実施。CP追加投与の有用性が示されたとの結果を、第24回日本褥瘡学会(8月27~28日)で報告した。