眼梅毒、40年以上も再発繰り返す例も

 眼梅毒は、性行為により粘膜から侵入したTreponema pallidumが血流を介して眼内組織に到達し、炎症を来たす。第2期梅毒以降にみられ、強膜炎、ぶどう膜炎、黄斑浮腫、視神経炎、Acute syphilitic posterior placoid chorioretinitis(ASPPC)など、多彩な所見が認められることが特徴となっている。山口大学附属病院の船津法彦氏は、自施設で経験した眼梅毒患者5例について、フォーサム2022せとうち(7月8~10日)で報告。なかには40年以上も再発を繰り返していた可能性のある症例もあった。