プラチナ製剤不適なNSCLCへのアテゾでOS改善
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非小細胞肺がん(NSCLC)の一次治療における免疫療法の有用性を検証した主要な臨床試験のほとんどは、全身状態が良好な患者(ECOG PS 0~1)を対象としている。しかし、実臨床ではECOG PS 2以上の症例や複数の合併症を有する高齢者など、主要な臨床試験の組み入れ基準を満たさない患者も少なくない。英・University College London Hospital NHS Foundation TrustのSiow M. Lee氏らは、プラチナ製剤レジメンが適さないNSCLC患者の一次治療として、抗PD-L1抗体アテゾリズマブの有効性と安全性を化学療法単剤と比較する第Ⅲ相国際共同多施設ランダム化比較試験IPSOSを実施。アテゾリズマブ投与により、全生存(OS)の有意な改善が示されたことを欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2022、9月9~13日)で発表した。