顔のシミ治療、メラノーマとの鑑別ポイント
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顔のシミ取りに対しては一般的にレーザー治療が行われるが、シミの原因として多い日光黒子(早期の脂漏性角化症)は早期のメラノーマと肉眼所見が類似しており、レーザー治療の対象にメラノーマが紛れ込みやすい。メラノーマへのレーザー治療は、がん再発時の手術困難を招いたり、浸潤がんとなるケースもあるため、レーザー治療に際しては日光黒子とメラノーマの確実な鑑別が求められる。第40回日本美容皮膚科学会(8月6~7日)で信州大学皮膚科学教室講師の古賀弘志氏は、レーザー治療がメラノーマに及ぼす影響を踏まえ、メラノーマの好発部位やダーモスコピー所見の特徴など、日光黒子とメラノーマの鑑別ポイントを紹介。「両者の鑑別にはダーモスコピーによる毛孔周囲および毛孔間の観察が重要である」と述べた。