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家庭内の受動喫煙で結核に?―香港

 2011年08月08日 17:13

 家庭内での受動喫煙が結核リスクの上昇と関係していると,香港の研究グループが米医学誌「Archives of Internal Medicine」(2010; 170: 287-292)に発表した。

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 喫煙と結核の関係を示すエビデンス(根拠)は増えているが,受動喫煙の結核への影響は明らかではない。同研究グループは,2000~03年に夫と同居している香港在住の65~74歳の非喫煙女性1万5,486例を登録。2008年まで追跡し、受動喫煙と結核発症との関係を調べた。

 その結果,家庭内での受動喫煙との関連は、登録時の閉塞性肺疾患で1.43倍、糖尿病で1.13倍,追跡中の症状が出る活動性結核で1.49倍、培養で確認された結核で1.70倍と、いずれも独立した関係が認められた。

 受動喫煙は,研究対象となった集団における活動性結核の13.7%,培養で確認された結核の18.5%を占めると推定されている。

 Medical Tribune紙 2010年2月25日号 掲載

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