加糖炭酸飲料の定期摂取で膵がん発症か―シンガポール
2011年08月08日 17:13
砂糖入り炭酸飲料の定期的に飲むことが、膵がんを発症させる要因の1つかもしれないと、米国とシンガポールの共同研究グループが米医学誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention」（2010; 19: 447-455）に発表した。
同研究グループは、中国系シンガポール人約6万人を対象とした健康調査で、加糖炭酸飲料や加糖飲料の摂取と膵がんとの関係を調べた。
14年間の追跡で140例が膵がんを発症した。他の要因を調整した結果、週2本以上の加糖炭酸飲料を摂取している人は膵がんになるリスクが1.87倍高かった。その一方で、加糖飲料の摂取と膵がんとの関係は認められなかった。
Medical Tribune紙 2010年3月4日号 掲載
