東京で新たに風疹による先天障害、全国で13例目
2013年09月04日 18:10
妊娠中に風疹へ感染することによる子供の先天障害(先天性風疹症候群)が、東京都内で新たに1例報告された。第35週(8月26日~9月1日)の感染症発生動向調査で明らかになったもので、2013年初めからの先天性風疹症候群の報告は全国で13例となった(関連記事)。
8月だけで4例
東京都では第32週(8月5~11日)に2例、第34週(8月19~25日)に1例と8月だけで4例の先天性風疹症候群が報告されている。これで、全国の報告数は2013年初めから13例目、流行が本格化した2012年を含めると18例目となる。なお、前回の流行時(2004~05年)の報告数は12例だった。
国立感染症研究所によると、8月28日現在で全国の風疹報告数は1万3,486例で、1週間当たりは68例。2週連続で昨年の同時期を下回ったが、流行していない年に比べると高い水準が続いている。
(編集部)