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子供のUV対策しない母親6割、理由の最多は「面倒だから」

 2015年02月05日 10:30

 常盤薬品工業(ノエビアグループ)は2月3日、母親227人を対象に調査した結果、約6割が乳幼児や小学生の子供のUV(紫外線)対策を行っていなかったと発表した。理由の第1位は「面倒だから」。同社は、子供のUVケアに対する意識の低さが伺えるとしている。

日焼け止めの刺激気にする声も

 同社は肌にやさしい日焼け止め「ノブUVミルEX」の発売(2月9日)に伴い、全国の20歳~59歳の女性1,000人(うち乳幼児・小学生の子供がいる母親227人)にUV対策の実態に関する調査を行った。

 WHO(世界保健機関)は「18歳未満の日焼けが後年の皮膚がんや眼のダメージ発症のリスクを高める」「生涯で浴びる紫外線量の大半は18歳までに浴びる」など、紫外線が子供に与える危険性を発表し、幼い頃からのUV対策の大切さを提唱している。

 しかし調査の結果、乳幼児・小学生の子供に日焼け止めを使ったUV対策をしている母親は42%にとどまり、しかもその約半数は日常的にはケアを行わず「海などレジャーに出かける時だけ気にかけてケアをしている」状態だった。

 「子供のUV対策をしていない」と回答した58%のうち、その理由として最も多かったのが「面倒だから」(30%)。「日焼け止めを落とすのが面倒」との声も11%あった。一方で、「日焼け止めの刺激が気になる」(23%)、「塗ると皮膚トラブルが起こるから」(12%)など、皮膚への刺激を気にする声も多かった。

10~20歳代のUV対策がその後の肌状態に大きく影響

 さらに、回答者が10~20歳代の頃のUV対策と現在の肌状態の関係性についても調査。10~20歳代の頃にこまめに日焼け止めを使ってUV対策をしていた人は現在の肌状態に対する満足度が高く、ケアの程度と現在の肌に対する満足度は比例していたという。

 日常的にUV対策をしなかった人の62%は紫外線が原因の「シミ・そばかすが多い」に悩んでおり、UV対策をしていた人(49%)に比べて多かった。「ハリやツヤが足りない」や「くすみが気になる」に関しても割合が高く、10~20歳代のUV対策がそれ以降の肌状態に大きく影響する可能性があると分析している。

 同社ノブ事業部の学術担当者は「子供の頃はいくら日焼けをしてもすぐには害が見られないが、その傷は遺伝子に刻まれ、何十年も経ってからシミやシワ、また皮膚がんなどといった形で現れる。紫外線の功罪について知り、子供の頃から紫外線対策に取り組んでほしい」と述べている。

(編集部)

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